2020-02-25 第201回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
この量子暗号通信技術につきましては、国立研究開発法人情報通信研究機構において、二〇〇〇年代初頭より基礎研究に取り組み、さらに、二〇一〇年には、当時世界最大で今でも世界第二位の規模を持っております研究開発用ネットワークである東京QKDネットワークを構築し、民間企業と強く連携しながら研究開発に取り組んできたところでございます。
この量子暗号通信技術につきましては、国立研究開発法人情報通信研究機構において、二〇〇〇年代初頭より基礎研究に取り組み、さらに、二〇一〇年には、当時世界最大で今でも世界第二位の規模を持っております研究開発用ネットワークである東京QKDネットワークを構築し、民間企業と強く連携しながら研究開発に取り組んできたところでございます。
加えて、先ほど申し上げました研究開発用ネットワークであります東京QKDネットワークにおきましては、七十七日間の連続安定稼働を達成し、その間に九十キロメートル先に一・三三テラビットものデータを安全に通信することに成功するという、安定性の面でも我が国の技術はすぐれているものでございます。
二〇一〇年には、最大九十キロメートルの距離におきまして量子暗号通信ができます東京QKDネットワークというのも構築いたしまして、その中で、二〇一六年には、量子暗号通信としては世界最高速でございます毎秒二百キロbpsを達成したところでございます。 今後、これまで取り組んでまいりました基礎研究を更に発展させるとともに、その成果を実用化するということに努めてまいりたいと考えているところでございます。